まさかの「マトリックス」シリーズ18年ぶりの新作「マトリックス レザレクションズ」を観てきたので感想。ちょいネタバレあり?
概要
マトリックスと言えば1999年に公開された仮想世界に捕らわれた人類と機械の戦いを描いた伝説的なSFアクション映画。わかりやすくも哲学的なストーリーやバレットタイムといったド派手で斬新な映像など正に衝撃の作品で、劇場では観ていないものの当時小学生だった自分もかなり度肝を抜かれました。
今作は1作目の続きという噂が流れていましたが、普通に三部作の続きでした。
あらすじ
自らの命を犠牲にしつつも人類と機械の戦いを終わらせたネオ。しかし彼は生きていて未だマトリックスに囚われていた。彼を再び救世主として目覚めさせようとする仲間たち。彼は再び人類や同じく囚われの身である恋人トリニティを救えるのか…?という話。
感想
一言で言うとめちゃくちゃ残念な一作でした…。
予告映像を観た時点で色々と気になる部分が多く、正直不安が大きかったのですがまさかここまでとは。
残念だった点
・長く暗いストーリー
約二時間半と長い上、基本的に暗いです。主人公キアヌは救世主ネオというより人間アンダーソンとしてずっとうじうじしています。
・微妙なアクション
旧作のようなインパクトは無く、むしろゴチャゴチャしていて全然テンションが上がらないです。
・全然カッコよくないネオ
上でも述べたようにうじうじしている上、覚醒後もアクションというよりほとんどハンドパワーで戦います。ジョン・ウィックではバリバリなのに何故…?(そもそもルックスがジョン・ウィックまんま過ぎる)
・ネガティブなメタ演出
何故か妙に過去作についてのメタ演出が多い上、自虐的でくさしているような印象を受けました。一体監督に何が…。
・役者交代
モーフィアスとエージェントスミスが別の俳優に。モーフィアスはともかくスミスのスミス感無さがヤバかったです。せめてサングラスでもしてくれ…。
・パッとしない新キャラ達
旧作でも脇役はそこまでパッとしていなかったのでこれはそこまで重要では無いです。
まとめ
ねとらぼでのレビューがかなり同意見です。ひとつのSF映画として地味でパッとしない上、過去作を自虐的にいじっているのがキツい。
本来マトリックスの新作は作る予定ではなく、監督の両親の死などによる心境の変化があって今作を作ることになったそうですが、この作品で伝えたかったことは正直あまり良く分かりませんでした。とりあえず監督が色々なものに苦しんでいるのは伝わってきましたが、だからと言ってこの出来はあんまりでは…プロデューサーや他のスタッフも何か言わんかったんかい。
割とハードルは下げて観たのですがあまりにも残念だった一作。せめてターミネーターみたいに別物の映画としては楽しめるレベルであって欲しかったです…。続編も匂わしていますが、もう止めた方が良いと思います。過去ファンにも新規ファンにもオススメできません。今作を観るより過去作を観ましょう。それかモーフィアスことローレンス・フィッシュバーンの出ているジョン・ウィックシリーズを観た方が良いと思います。
強いて今作の良さを見出すなら、過去作の良さを再度実感させるのには良いかもしれません。駄作と呼ばれたレボリューションズの方がよっぽど良かったです。

