極限脱出シリーズをクリアした感想(ネタバレ無し)

ゲーム

スパイク・チュンソフトによるアドベンチャーゲームの極限脱出シリーズを全てクリアしたのでネタバレ無しでざっくり感想を書きます。

極限脱出シリーズとは

「Ever17」のシナリオを手掛けた打越鋼太郎氏による、選択肢を選んでいくアドベンチャーゲームに脱出ゲーム要素を大胆にミックスしたゲームシリーズ。
「極限脱出 9時間9人9の扉」、「極限脱出ADV 善人シボウデス」、「ZERO ESCAPE 刻のジレンマ」の全三部作。

感想

極限脱出 9時間9人9の扉


2009年にニンテンドーDSで発売した記念すべき1作目。
10年以上前の学生時代に一度プレイしたきりなのでほぼ覚えていないのですが、中々面白かった記憶があります。脱出ゲームもアドベンチャーゲームも好きだし、シナリオも凝っていてGOOD。
ただとにかくユーザビリティが残念で、マルチエンディングのため周回プレイする必要があるのに一度クリアした脱出ゲームをスキップできないという致命的な仕様。あまりにもダルく、その後続編が出ても買わない原因になっていましたが、移植版ではフローチャートが実装されて問題が解消されています。さらにフルボイスになるなどかなりパワーアップしているらしいので買うなら移植版がオススメです。

極限脱出ADV 善人シボウデス


2012年3DS発売の第二弾。Steam版にてセールで安かったので購入し、積んであった物をようやくプレイ。いや~これは良かったですね。三部作の中で一番好き。
前作であまりにも残念過ぎた周回システム問題がフローチャートの実装により解消。豪華声優陣によるフルボイスも良く、シナリオもSFサスペンスとしてかなり好みでした。

ゲームがかなり良かった分、気になった点もいくつか。
・人物の3Dグラフィックがヘボい → この点は前作の方が良かった。ルナの横顔とかもうちょいどうにかなりませんでしたかね…?
・ギャグセンスのおっさん感がすごい → 全シリーズそうかも。所長と赤飯とかスク水ネタとか普通にヒドい。
・場面転換での謎の地図移動表示がまどろっこしい → 一応早送りはできるけどかなりテンポが悪い。
・バッドエンドの収集が精神的にしんどい → 善人プレイしかできないのでヘイトを買うプレイはつれぇっすわ…。
・HARDモード文章カット問題 → 標準のHARDだとヒントを減らすため、実はキャラの掛け合いがかなり減らされていたという…。

ZERO ESCAPE 刻のジレンマ


2016年発売の第三弾にて完結編。同じくSteam版にてプレイ。
個人的には2作目の方が好きですが、これも中々良かったです。1、2の主人公とヒロインが集結し、2での謎も(基本的には)明かされて無事完結します。
グラフィックも進化し、立ち絵から映画のようなムービー型スタイルに変化しています。

こちらも気になった点をいくつか書くと
・ムービースタイルになり若干まどろっこしい → ボタンポチポチで自分のペースで進められないです。スキップも結構飛ばされます。
・ラストがバッサリ終わる → 終わり方がクリフハンガー的。一応後日談もありますが、オマケ感が否めず。
・フローチャートがバラバラ → 全体フローチャートもありますが、混乱しやすく賛否ありそうです。
・キャラデザ変更 → 1、2は同じだったのに3だけ違うので結構雰囲気が変わっています。同じキャラに見えない…。
・淳平変わりすぎ → 別人では?
・グロい → 無駄にグロい上、やはり全ルートやる必要があるのでげんなりします。
・回収されない伏線 → 毎回そうですが…そもそも恐らく色々と後付けだと思うので1、2とはまたちょっと別の世界な感じはします。

総括

ついつい色々と書いてしまいましたが、結論としては良かったです。謎解きも楽しいし、SFサスペンス的なストーリーも見事でした。恐らくもう続編は出ないのが残念ですが、一応ちゃんと完結したので良かったです。謎解き(脱出ゲーム)やアドベンチャーゲーム好きなら今プレイしても十分楽しめると思うのでオススメです。


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