ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」感想

ドラマ

ドラマ「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」を全話観たので感想。

ハコヅメとは?


新人女性警官の川合とエース女性警官の巡査部長のペアを中心に描いた交番エンターテインメント。原作は元警察官の泰 三子先生による漫画「ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜」。来年2022年にはアニメ化も予定。

感想

原作が大好きなのであのおもしろさをドラマで再現できるのか…?!と始まる前は正直不安でしたが、結果としてはかなり良かった…!

聞くところによるとハコヅメのドラマ化については奏先生が中途半端なモノは断っており、今回ようやく納得できる企画だったのでOKを出したとのこと。それも納得の原作の良さを分かっている人が作っているドラマだと伝わるクオリティでした。

良かったところ

・キャストが良い
主人公二人がまず良いですね。普段あまり日本のドラマや映画を観ないので川合役の永野芽郁については正直知らなかったのですが、初期川合の新任感が出ていました。藤部長役の戸田恵梨香については昔の実写版デスノート(15年前…?!)のミサ役という印象しかなかったのですが、かなり成長していて原作より年齢設定を上げたという藤部長らしい貫禄がしっかり出ていました。かっこいいね。

個人的に特に良かったのは山田役の山田裕貴。この人も知らなかったのですが、山田感が半端ない。他の作品では結構雰囲気が違っていて、東京リベンジャーズではドラケン役としてすごい髪形で出ていて驚き。役の振れ幅がすごい。

他にも源部長や牧高、北条係長など、全体的にかなり原作再現感があってほどんど違和感なかったです。ムロツヨシの伊賀崎ハコ長は原作とは雰囲気が違う感じでしたが、これはこれで良かったです。

唯一キャストで違和感があったのは副所長の千原せいじくらいでしょうか。演技力がどうこうと言うより、どうしても「いや、千原せいじやんけ」と思ってしまいました。

・脚本が良い
原作での最初の一区切りである桜編(?)までを上手くまとめていました。初期の頃のは結構忘れてしまっていたので改めて読み返してみたところ割と細部はアレンジが加わっているのですが、ドラマを観ているとほとんど違和感が無いです。

原作特有のおもしろ詰め込みモノローグやシリアスな部分も上手く落とし込めていたと思います。

気になったところ

・ボリューム
撮影中に主役の永野芽郁がまさかのコロナ感染により、撮影が中断になるというトラブルに見舞われただでさえ少ない話数がさらに減ることに。それでも上手くまとめていましたが、やはりもったいない…。

登場人物も話数的にどうしても描き切れないので結構削られていました。

・副署長
今まで書いたことにも繋がるのですが、キャストや登場人物のカットなどにより副署長はかなり割を食っていたと思います。ドラマだと良い所があまりない…原作ではもっと魅力あるキャラなのに…!

まとめ

気になるところもありましたが、結果としてドラマ化としてはかなり良かったのではないでしょうか?もし続編がやるなら観たいですが、聞くところによると出演者が売れっ子なのでスケジュール的に厳しい模様…残念。大人しく原作と来年のアニメ化を楽しもうと思います。

原作を読んだことが無い人にとっては最終回が賛否両論だったようですが、ドラマを観た人も観てない人もとにかく原作を読んで欲しい。おもしろいので。


↑今なら2巻まで無料で読めます。初期はまだまだ描きなれていない感じですが、内容は十分。

↓原作者の描きおろしルポ漫画も要チェック。

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